Kenny Burrell ケニー・バレル…は Wes Montgomery と同じくジャズギターの最も重要なレジェンドのひとりです ♪ モダンジャズジャイアンツのひとりでありながら、その非常にスマート…端正なトーン=音色とフレージングは、時を経た今でも色褪せないレファレンス…お手本となるべき魅力に満ちています ♪ 私が Wes と平行してまずジャズギターを学ぶ参考にしたのが Kenny Burrell のギタープレイでした ♪ 『God Bless The Child』(1971)、ライブアルバム『Kenny Burrell in New York』(1978) は特にくりかえし聴いた作品で、スタンダードの“ God Bless The Child ”、そしてライブによる“ Pent Up House ”でのインタープレイは今も記憶の最も深いコアの部分に刻まれています ♪ アルバムとして見ると、白眉なのは『Kenny Burrell & John Coltrane』(1958) で、Tommy Flanagan のピアノをバッキングサウンドの軸に、以前このブログでも紹介したWes のカルフォルニアでのライブアルバム『Full House フルハウス』 と同じ、当時の Miles Davis のグループのリズムセクション…すなわち Paul Chambers のベース、Jimmy Cobb のドラムによる John Coltrane のテナーサックスとの競演は、アルバム全編で…素晴らしいときめきを今も変わらずあたえつづけてくれます ♪
映画『リトル・ロマンス A Little Romance 』(1979)は…『明日に向かって撃て!』、『スティング』で知られるジョージ・ロイ・ヒル監督による青春映画の傑作です ♪ 今や名実ともに大女優のダイアン・レイン Diane Lane のデビュー作でもあります ♪ 私が最初に見始めた映画のひとつで、十代前半の主人公たちの初々しさと、老年のいぶし銀の名演技で脇をささえるローレンス・オリビエ Laurence Olivier の素晴らしさが今も記憶に深く刻まれています ♪ 音楽は、これまた 1960 年代のヌーベルバーグ Nouvelle Vague のフランス映画の数々から、のちには『ツインズ』、『フォー・エバー・フレンズ』などのハリウッド映画まで手掛けていく映画音楽の名作曲家 ジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue が担当…♪ 当時、欧米でベストセラーになっていた、作家パトリック・コーヴァンの小説を映画化したもので、パリで巡り逢い、惹かれ合った2人の少年少女が謎の老人から聞かされた伝説に導かれるように , 、ヴェニスのため息の橋の下でキスをして永遠の愛を誓おうとする…現代のおとぎ話 ♪ メインテーマには Vivaldi ヴィヴァルディのギター協奏曲の美しい緩徐楽章が使われて、みずみずしいロマンチックな雰囲気を醸し出しています ♪ この映画でアカデミー賞のオリジナル作曲賞も獲得しているジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue の作る…それ以外の音楽も、丁寧で職人的な佳曲ばかりで、映像と音楽が相まって楽しめるとても素敵な作品です ♪ この作品にふれるたびに、映画と音楽とのいちばん美しい関係について、いつも…ハッと気づかされるようです ♪