西欧のクラシック音楽の歴史上、よく〈不当に見過されている〉といういいかたをされるロシアの作曲家…スクリャービン Alexandre Scriabine(1872-1915) の音楽は…私にとって、関心をもった10代の頃から今も変わらぬ謎めいた不思議な魅力に満ちています ♪ それは…同世代の同じくロシアの代表的作曲家ラフマニノフと双璧をなしたとも伝えられる卓越したピアノの技巧を伴って、以前からこのブログでも繰り返しふれている〈倍音=ひとつの音を鳴らしたときに聴こえる音のこだま…〉にもとづいた〈自然科学的な〉音階や和音を駆使して創作された、彼の音楽の基軸となるピアノ曲、そして…そのピアノ曲と本質的に同じサウンドで成り立っている壮麗なオーケストラ作品を聴きかえすたびに、新しい色あいの印象とともに…私のこころと思考を刺激します ♪ いまでは近代から現代の音楽…さらには Jazz をはじめポピュラー音楽のフィールドにまで、その大きな影響をあたえていることが証明されているスクリャービンの音楽は…その43年の短い生涯においての創作の変遷を如実に示してくれる10曲の〈ピアノソナタ〉を中心とするピアノ作品や〈ピアノ協奏曲〉、そして〈5つの交響曲〉などのオーケストラ作品において…音楽の過去、現在、未来を俯瞰させてくれるように感じます ♪ 往年のピアニスト=指揮者… V ·アシュケナージによる、そのピアノソナタの決定版ともいえる演奏は…ぜひ聴いてみていただきたい不朽の録音です ♪
ユーミン…松任谷由実さんが日本最高のシンガーソングライターの1人であることは間違いのないことだと思います♪荒井由実の名でのアルバム『ひこうき雲』から現在に至るまで日本の最良のポップミュージックを生み出し続けています♪私自身…初めて 1980年に 買ったポップミュージックのLPレコード ( 当時は Vinyl 盤のレコードかカセットでしか買えない… ) が ユーミンの 『 Surf & Snow 』でした♪それから現在まで46年…新しい作品が出るたびに聴くことを続けていますが、由実さんの作家の作品として聴かせてもらう側面と、プロデューサー…松任谷正隆さんのサウンド作りを 聴かせて もらう2つの側面を通して今もずっと研究の対象です♪松任谷由実…を、夫婦で営む、服飾においての Dior や CHANEL のような1つのブランドとして見ることもできると思います♪正隆氏のサンバ好きは以前からよく言われている話で、ユーミンの曲にはボサノバやサンバのビートに通じるテイストのものがいくつかあります♪、“曇り空” “私なしでも” “丘の上の光” “ September Blue Moon ” など…♪あの有名な “あの日に帰りたい” も日本製のボサノバのサウンドといえますよね…♪私が個人的に傑作だと思うのは 1979年の アルバム『悲しいほどお天気』で、その全体をセピアのような不思議な色合いで 彩っている、中間色のような…なめらかなサウンドです♪